ブランドづくりは人づくりから。
外食をさらに楽しい仕事に!
入社5ヶ月目で店長に。実務で学んだ組織づくりの基礎部分。
もともと仕事選びの基準として、衣食住のいずれかに携わりたいという思いがありました。その中で当社を選んだのは、店舗をひとつのチームとして運営するロイヤルホストの業態に強く惹かれたからです。中途採用にて入社し、なんと5ヶ月目にしてロイヤルホスト平尾店の店長に抜擢。すぐにでも店長に就きたいと思っていたので、非常にラッキーな展開でしたね。
当時から大きな課題として感じていたのが、人のマネジメントという部分。基本的な接客やサービスについては、その方法を教えることで一定のレベルへと引き上げることができますが、一人ひとりのクルーが抱える個別の事情や感情まではコントロールできません。特に20代前半だった私にとって、キャリアの長い料理長や主婦のクルーといった、年上の従業員たちの統率を取ることは、非常に難しいことのように思えました。そこで採った方法が、明確な目標を掲げてそれに対するチームの共感を促すというアプローチです。店長である私に対してではなく共有された目標に焦点を当て、それぞれに役割や存在意義を与えることで、メンバーが主体的に動き出すようになったのです。以前からチームスポーツが好きだったこともあり、組織としてお店全体で成果を挙げる面白さに、どんどん夢中になっていきました。
その後も福岡県内にて、さまざまな店舗でキャリアを積み、2店舗を担当する複数管理店長やエリアマネージャーの役職を経て東京へ。自らが店長としてクルーの教育をしたり、その上のポジションで店長の育成に携わったりするなかで、人を育てることの重要性を再認識していく日々でした。
入社5ヶ月目で店長に。実務で学んだ組織づくりの基礎部分。
本質的な人づくりが、ブランドの価値を飛躍的に向上させる。
東京に移ってきてからは再び店長職に就き、世田谷区の地区長を務めた後、現在のロイヤルガーデンカフェのグループマネージャーへと至ります。STAND Tやカフェシェーキーズといった、当グループが展開する事業の運営管理や戦略の統括が私の役割です。これらのお店はチェーン展開のロイヤルホストとは異なり、メニューの開発からオペレーションの設計、ブランディングに至るまで、個別の店舗にその裁量が委ねられています。
私が配属された当初、事業は困難な局面に立たされていました。各店舗の売上が思うように伸びず、収益面の数字も理想からほど遠いような状況。そこで最初に着手したのが、お店の現場力を高めるというものでした。当時、私が店長たちに伝えていたのは、「たとえメニューがミートボールのみであっても、お客様にご満足いただけるレストランを作ろう」という考え方です。レストランの主目的である料理に対する期待感を凌ぐほど卓越した顧客体験が提供できれば、きっとお客様の心を掴むことができるはずだ、と。それからは店長へのマネジメントを通じて、スタッフ一人ひとりのパフォーマンスを最大化させることに注力しました。
その活動のひとつが、週間マネジメントという施策です。月間目標を達成するための進捗や課題について週に1度議論を行うのですが、ここでは単に問題点を指摘するのではなく、その背景にある本質的な理由や解決策に着目します。そこから得られる洞察が、人としての抜本的な成長にもつながるのです。そういった取り組みを1年間繰り返すことで、目標に対する店舗全体の熱意も高まり、みるみる業績が向上。グループ全体で数億円もの改善となる大躍進を見せました。
本質的な人づくりが、ブランドの価値を飛躍的に向上させる。
「外食事業は、世の中で一番楽しい仕事。」
ロイヤルガーデンカフェブランドを率いて以来、現在は3ヶ年計画の中盤をひた走っている最中です。着任当初は即急の課題として、現場力の向上と収益の増強に専念していましたが、今後は長期的なブランドの価値をさらに高めていきます。その先で私が目論んでいるのが、ロイヤルホールディングス全体を、もっと若手や女性が活躍できる会社にするという計画です。過去にも世田谷区の地区長を務めていた際に、私が担当していた8店舗の半分以上に女性の店長を起用したことがありました。全国的にもトップクラスの売上を誇る地区でしたが、その時の店長の中から複数名が地区長に昇格するなど、私の思い描いた構想やその成果がすでに具現化しつつあります。さらに若手や女性の社員が活躍できるように、自分自身もさらに上の職位を目指して、管轄できる領域を広げていきたいですね。
ここまで偉そうにお話ししてきた私ですが、初めて店長を務めた時には見よう見まねで売上管理の仕方を覚えたり、「西日本の稼ぎ頭」と呼ばれた店舗の売上を1ヶ月間で大幅に下落させたりと、大きな失敗や泥臭い経験もたくさん味わってきました。それでも皆さんにお伝えしたいのは、「外食事業が世の中で一番楽しい仕事だ」ということです。私自身、これまでに店長をはじめさまざまなポジションで仕事に取り組んできましたが、「楽しい」「最高」と感じる瞬間を数多く経験してきました。老舗のブランドを若手のリーダーが盛り上げる。そんな会社をイメージすると、とてもわくわくしませんか? 高鳴る未来を一緒に実現していけるチームメイトの加入を、心から楽しみにしています。
「外食事業は、世の中で一番楽しい仕事。」
学生の皆さんへの
メッセージ
仕事は、つらいよりも楽しい方が絶対にいい。その楽しみ方を知らない方が世の中には多すぎるように思います。外食の仕事をもっと面白い仕事にしたいという方は、ロイヤルが最高の選択肢になるはずです。ぜひ一緒に楽しい会社をつくっていきましょう。
入社からのキャリア
2008年入社
- 1年目
- 福岡・平尾店にて店長に着任
- 2年目
- 福岡・マリノアシティのイタリアンレストランの店長
- 3年目
- ロイヤルホスト株式会社へと異動。シンボル店でもある福岡・春日店の店長
- 4年目
- 複数管理店長として、福岡・吉塚店、馬出店の店長
- 5年目
- 複数管理店長として、カフェロイヤルパーク住吉(現在は閉業)と南薬院店の店長
- 6年目
- エリアマネージャーとして4、5店舗を担当
- 10年目
- 福岡から東京へ。桜新町店の店長に着任。
- 13年目
- 世田谷区の6店舗に、高輪店・目黒店が加わり、計8店舗を担当
- 15年目
- Royal Garden Cafeのグループマネージャーへ