PROJECT プロジェクトを知る

DXプロジェクト DX PROJECT PROJECT VOL.3

DX推進によってグループの基盤を整え、
新しい未来をつくる大

PROFILE

大澤 弘明

2022年入社

外資系IT企業で、営業、マネージャーとして金融系のクライアントを担当。食に関連する事業会社経営にデジタルで寄与する新しい分野にチャレンジするため2022年に入社。システム部の責任者を務める。

PROFILE

長砂 祐作

2016年入社

店舗のアルバイトを経て入社し、店長を経験。人事部で採用関係を担当し、2020年にシステム部に異動。DX推進プロジェクトで実務を担当している。

飲食店の新しい形を
切り開く、
DXを活用した
天ぷら専門店

ロイヤルグル―プでは、2022~2024年の中期経営計画にもとづき、「DXプロジェクト」を推進している。「DXプロジェクト」は、デジタル・テクノロジーの活用により、世の中の変化に対応し、持続的に成長できる新しい経営を目指すためのプロジェクトだ。DX推進の一環として、2023年4月にデジタル技術を活用した天ぷら専門店をオープンした。店舗では、AI(人工知能)やNFT(代替不可能なトークン)、Web3(個人が主体的に情報や資産を管理・利用できる次世代インターネット)といった技術を導入している。当該店舗は、前述技術を用い、顧客と店舗や生産者を繋ぐコミュニティづくりや店舗運営の効率化などを目指した実験店舗として注目を集めている。

大澤

お客様が店舗を認知して来店、店舗での体験を経てリピートいただく迄のフローのデジタルによる変革がそもそもの始まりです。どうしたらお客様が満足するのか、従業員の業務効率化につながるのかを主軸にディスカッションを重ねました。私自身は、飲食業務経験が乏しいため、お客様との飲食ならではのコミュニケーションや店舗オペレーションのあり方では、長砂の経験や知見に助けられています。

NFTを活用したコミュニティの会員数は現在500名ほどで、少しずつ軌道に乗り始めてきています。今後は、より面白い取り組みをしていきたいですね。

長砂

カウンター越しに揚げたての天ぷらを提供するスタイルの店舗です。調理のライブ感の演出のため店内に設置してある大型サイネージで天ぷらを揚げている様子を見ることができます。また、店舗の休みの日には、天ぷらのAI調理支援システムの研究を行っています。AIの活用により、温度や揚げる時間をコントロールすることで、誰でもおいしく天ぷらを調理できる仕組みの開発を目指しています。

注文用タブレットから実際の食数に基づいた売れ筋ランキングを見ることができます。また、リピートいただく仕組みとしてコミュニティ上でのイベントの企画やお得な情報の配信など新たな試みを取り入れながら運営をしています。

実は大澤が入社するまで、プロジェクトのかじ取りに苦労していました。プロジェクトメンバーそれぞれの意見を尊重し、実現に向けての手助けをしてくれるため、非常に仕事が進めやすくなりました。店舗のオープンやシステムの実装など成果が上がり、プロジェクトを進める中で個人としても成長を実感できるのでやりがいが大きいですね。

ロイヤルグループを
横断し、
ITシステムを
改革していく

ロイヤルグループは、ロイヤルホストや天丼てんやに代表される外食事業のみならず、空港や高速道路サービスエリアなどの施設で食事を提供するコントラクト事業、食品事業、ホテル事業など、さまざまな事業を展開している。過去からの経緯(M&Aや事業多角化)より、基盤となるシステムが統一されていない、データ重複がある等の課題がある。これらの課題を解決し、将来に向けたロイヤルグループシステムのあるべき姿を指し示す「EA(エンタープライス・アーキテクチャー)プロジェクト」を立ち上げた。

大澤

EAでは、ロイヤルグループ全体のITシステムやデータの統合、ITシステム投資対効果(ROI)の最適化、重複システム排除によるコスト削減、セキュリティリスクの低減を実現します。また中期経営計画で掲げる「変化への対応」をITシステムの観点で実現するため、グループ各社が所有する既存ITシステムを把握し、そこから将来あるべき姿を策定、中期経営計画の実現を可能とするIT戦略の策定及び投資対効果の算出を目指します。

一方、重要DXプロジェクト案件では、2024年に、統一した店舗管理システムをリリースする予定で開発を進めています。

長砂

現状の店舗管理システムは、構築から時間が経っており老朽化の問題とグループ内で複数の店舗管理システムが稼働している問題を抱えていました。今回グループ共通の店舗管理システムを柔軟性に富んだ形で構築することで、デジタルを活用した店舗業務の改革とシステム統合に伴うコスト削減・業務効率化の実現を目指しています。現在は、店舗へのヒアリング結果を反映した形で外部のベンダーと要件定義を完了し、実際にシステム開発を進めている状況です。

DX推進を通し、
ロイヤルグループ
のみならず
飲食業界を変えていく

ロイヤルグループでは、2024年に現在の中期経営計画が終了した後も、その延長線上でDX推進を続けていく。これまでのDX推進の成果をさらに進化させ、顧客との接点を強化するとともに、従業員が楽しく働ける環境づくりに注力する予定だ。DXを活用した飲食業界向けサービスの立ち上げなど、ロイヤルグループのみならず業界全体の課題解決も見据え、今後もさらに取り組みを続けていく。

大澤

ロイヤルグループは多くの事業を展開しているため、膨大なお客様データを保有しています。今後はデータ分析をもとに、既存のお客様たちに価値を還元できる仕組みを構築します。また、世の中にあるさまざまなデータを利活用し、興味、意欲が湧き出るワクワクする情報を提供するなど、新規のお客様獲得につなげるシステム構築も視野にいれています。現在の外食業界及びホテル業界ではデータ活用が活発なので、スピード感を持って取り組んでいきます。

長砂

DXを活用することで、現場で働く従業員がやってみたいことに自由に挑戦できる環境を作っていきたいです。店舗管理システムでいえば、店長の知りたいデータをすぐ見られるようにすることで、マネジメントの精度が上がったり規模が大きくなったりするのでは、と考えています。

飲食業やホテル業界は他の業界と同じように社会を明るくする素晴らしい仕事です。DXの活用により業務効率化と体験価値の向上が実現できれば、今よりももっと働く人にとって魅力的な業界になると考えています。

学生へのメッセージ

大澤

ロイヤルグループは、新人やベテランという区別なく、いろいろなメンバーの意見を取り入れ、発想力豊かなよりよいものをつくり上げ、お客様に満足いただくことが大切だと考えています。自分の意見を思い切ってぶつける、チャレンジ精神旺盛な方と一緒に働けると嬉しいです。その為には、自身を高めるため、グローバルに目を向け、様々な観点で知識や見聞を広げる活動を心がけていただければと思います。

長砂

ロイヤルグループは幅広い事業を展開していて、さまざまな仕事があります。学生のみなさんには見えていない部分であっても、自分の能力や得意なことを活かせる場が必ずあるはずです。上司や先輩のサポートを受けながら自分の可能性を広げられるので、安心して社会人としての第一歩を踏み出すことができる会社だと思います。

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