CAREER 仕事とキャリアを知る

コントラクト事業
カフェ業態宮崎郁也 IKUYA MIYAZAKI 2022年入社

「好き」から始まる経験の先に、
新しい自分が待っている。

福岡から羽田へ、心惹かれる空港での新たな一歩。

学生の頃から、自分にとって特別な場所だった空港。福岡県出身の私は、市内からほど近いその場所に大きな魅力を感じ、展望デッキにも頻繁に足を運んでいました。就職先としても非常に興味がありましたが、当時は世界的な感染症の流行により、航空業界は求人の募集が少ない状況。そんななか、空港事業を含め多角的にビジネスを展開するロイヤルホールディングスと出会い、入社を決意しました。福岡に本社を構えている点も、個人的には大きなポイントでしたね。入社後の半年間の研修では、ロイヤルホストをはじめとするレストランやホテル、食品工場など、さまざまな職場で業務に携わりました。あっという間の半年間でしたが、社会人としての成長や新しい発見に満ちた貴重な経験だったと感じています。

研修を終えた後の配属先は、希望通り空港関連の事業を手がけるコントラクト事業へ。ロイヤルホスト羽田空港店のホールスタッフとして勤務を開始しました。当店舗は羽田空港・第1ターミナルの4階に位置しており、滑走路が見える素晴らしい環境でもありました。空港内のレストランという点で印象的だったのが、時間に対するシビアな対応です。速やかにサービスを提供しなければお客様が飛行機に乗り遅れてしまうため、そのぶん迅速かつ正確な接客が求められます。また特に記憶に残っているのは、年末年始の忙しさ。この時期は空港が最も賑わうので、それだけ忙しくもあったのですが、自分の好きな場所でお客様をおもてなしする喜びを、あらためて噛み締められた期間でもありました。

福岡から羽田へ、心惹かれる空港での新たな一歩。

新店舗のオープンに向け、挑戦と改善を繰り返す日々。

入社2年目に入る直前の2023年3月に、都内のエンターテインメント施設内のカフェ業態の店舗へと配属されました。施設の一角にあるこのレストランは、全体で700席ほどの大規模な店舗です。当時はまだ施設自体が開業しておらず、6月中旬のグランドオープンへ向けて準備に没頭する日々でした。以前の店舗ではクルーと肩を並べて働いていましたが、ここでは私が指導する立場です。写真付きのIDを見ながら、オープニングスタッフとなる90名のクルー全員の名前を覚えて、4月からは一人ひとりと積極的にコミュニケーションが取れるように努めました。

5月に店舗がプレオープンしてからは、予期せぬ課題が続出。必要な人員の数が想定の倍くらい違っていたり、料理を提供するためのシステムがうまく作動しなかったりと、多くの改善点が見つかり、その度に一つひとつの問題に早急に対応しました。そうして迎えた、グランドオープン。正面入り口にクルー全員で立ち並び、拍手をしながら最初のお客様をお迎えした時の感動は、いまでも忘れられません。

店舗の開業後も、日々細かい改善を繰り返しています。レストラン全体を組織という視点で捉え、クルーの中から教育を任せられるトレーナーを抜擢するなど、メンバーをいかに効率よく動かしていけるかが目下の課題です。また今後は、売上などの数字の管理についても学んでいきたいと考えています。組織や店舗、会社を動かしていくうえでお金の流れを明確に把握しておくことは、非常に重要です。前のめりな姿勢さえあれば、社内のポジションに関係なく教えてもらえる環境にあるので、積極的に勉強していこうと思っています。

新店舗のオープンに向け、挑戦と改善を繰り返す日々。

「好き」を軸に、自分の可能性を広げられる場所。

一般的な飲食店とは異なり、世界観を大切にしたコンセプチュアルな店舗のためか、そこで働くクルーたちも個性豊かな人が多い印象があります。これまでの人生では関わらなかった様々な経歴や個性を持つ方たちと一緒に仕事ができるのは、非常に新鮮で面白い体験です。さらに、映画の世界観を演出するにあたっては、作中の設定をモチーフにした料理を提供したり、メニューのバックグラウンドをお客様に説明したりと、さまざまな工夫を施しています。私も何度も作品を視聴し、レストランの企画にたくさんのアイデアを詰め込んできたので、お客様から喜びの声をいただけたときのうれしさは格別です。

「飲食店」と聞くとどこか体育会系なイメージを思い浮かべるかもしれませんが、実際に働く身としては全くそんなことはないというのが、率直な感想です。また私自身、学生時代も飲食業の経験は一切なく、本屋さんでアルバイトをしていたという根っからの文系タイプ。そんな私でも非常に楽しく働くことができています。今後の個人的な目標としては、自分の興味のあることと会社の仕事とをさらに掛け合わせていくことです。私は、お休みの日には必ずサウナに行くほど大のサウナ好きでもあるのですが、ロイヤルホールディングスでも、2022年にホテル事業において、サウナを備えた体験型ホテルをオープンしました。自分にとって特別な場所である空港で働くことができたり、レストランのメニューを発想するにあたっては趣味の読書が活かされたりと、入社から現在に至るまでも自分の「好き」を発揮する機会に恵まれてきました。この先にも、きっと何か大きなチャンスが待っているはずです。