CAREER 仕事とキャリアを知る

ホテル事業
営業企画課浅野真純 MASUMI ASANO 2019年入社

ロイヤルのホスピタリティを
より多くの方に伝えたい。

「お客様と触れ合いたい」両親の背中を見て、ホテル業の道へ。

両親がカレー屋を営んでいて、お客様から「美味しかった、ありがとう」という姿を見ていました。これから生涯働く中で、どういう仕事をして生きていきたいかと考えたときに、「お客様と接する仕事で生きていきたい」と考えるようになりました。観光系の大学で、大学の単位にもなるので、長期のインターンシップにも参加しました。
ラグジュアリー系のホテルで、緊張感もありましたが、お客様に名前を覚えてもらったときはすごくうれしかったです。サービス業にやりがいを感じて、就活は観光業1本に絞りました。しかし、ラグジュアリーホテルやリゾートホテルでの総合職は人気職でもありかなり狭き門でした。視野を広げてみようと、もう一度採用サイトを見直したときに、ロイヤルの名前が。元々ロイヤルホストが大好きでしたが、リッチモンドホテルを経営していることは知りませんでした。就活が振り出しに戻った焦りもありましたが、あまり重く考えずエントリーしました。採用担当の方の感じも良かったですし、食とサービスの両輪を大切にする社風が決め手になりましたね。
入社後4月から9月まではローテーション研修。1，2週間単位でロイヤルグループ全体を回ります。
ロイヤルホストや天丼てんやなどのホールスタッフとして働きました。同期には「ホテルへ入社したのに、なんで天ぷら揚げないといけないの」という人もいましたが、私は楽しかったですね。飲食のアルバイトは未経験でしたし、社員だからといって特別扱いされないことに刺激がありました。8月には配属先がリッチモンドホテルプレミア浅草に決まったので、そこのレストランで研修をしました。お客様の大半が訪日のお客様であり、アルバイトスタッフもワーキングホリデーを利用した海外スタッフで、外国の方と交流した貴重な期間でした。

「お客様と触れ合いたい」両親の背中を見て、ホテル業の道へ。

コロナ期のジレンマを乗り越えて、経験を積んだ日々。

2020年2月に同じリッチモンドホテルプレミア浅草のフロントに異動になりました。チェックイン、チェックアウト、内線で連絡、外線での受付や、販売サイトの管理など、他のホテルでは完全に分業になっているホテル業務を全て行うので、ホテル業務の一連の流れを学ぶことができます。
「海外のお客様をお迎えしよう」と思っていた矢先、世界中に拡がった感染症の影響でぱったり海外のお客様がいらっしゃらなくなくなりました。出張がないので日本のお客様もいらっしゃいません。極端に稼働が減り、経験を積みたいのに、お客様がいらっしゃらないので経験を積めない。先に進めない歯がゆい時期でした。2021年の7月にリッチモンドホテル成田へ異動になりました。原則はチーフになってから異動するのですが、チーフにならないまま異動したので、異動前の1ヵ月は必要な知識を上司に詰め込んでもらいました。当時は水際対策措置として日本に入国後、自宅やホテルで指定期間待機が求められていた最中で、空港に近いため待機施設として利用されるお客様も多かったのです。フロントチーフになったばかりで経験も不足する中、成田ならではの待機利用のお客様をお迎えするオペレーションが特殊で、理解するのに大変でした。待機利用と一般利用でフロアを分けており、待機用の限られたフロア内で、オーバーブッキングを避けつつ、より多くの方にお部屋をご用意できるようにExcelを利用してお部屋の割り当てと販売の管理を行うことは、まるでパズルを解くような感覚でしたね。
また下は大学生から40代のベテランまで、幅広い年齢の方と一緒に仕事したことも勉強になりました。ここでは社員やクルー（アルバイト）の区別がなくて、むしろベテランのクルーの方が現場に関して私達社員より詳しくて。社員は数年で配置換えがありますから。クルーと支配人を繋げる役割を担い、和やかな環境を作っていくことに苦心しましたね。
お客様との交流も忘れがたいです。お叱りを受けたお客様から、対応をした後で、「ごめんね」とうなぎをいただいたり、夜中に眠れなくなったお客様のお話し相手になったりしました。
全国のリッチモンドホテルをご利用されているお客様もいて、他の店舗の情報も教えていただいて……
特殊ではありましたが、念願だった現場での経験が積めたいい時期だったと思います。

コロナ期のジレンマを乗り越えて、経験を積んだ日々。

成長のためのもがきの成果をホテル業に還元したい。

23年9月から営業企画課に配属されました。
フロントチーフの上は宿泊支配人というポジションですが、施設一棟を任される仕事なので、狭き門でもあり、今の私ではまだ経験不足だと考えていました。先が見えなくなったときに、営業企画課内にできるブランドマネジメントチームにお誘いいただきました。ある意味会社に身を任せている感じですが、折角チャンスをいただいたのだから頑張ってみようと思いました。
ブランドマネジメントチームはSNSマーケティングやメディアを通じてのPR活動の専門部隊です。
広報業務に精通したチームリーダーの手ほどきを受けながら進めています。私は主にSNSマーケティングを担当しています。これまでアカウントは開設していたものの、リスクヘッジを考え過ぎたために制約が多くて発信していないのも同然でした。現在は発信を軸として、ルールを整備している最中です。

広報と同時に営業企画課の仕事で、各ホテルの予約システムの入れ替えのフォローを行うために全国を飛び回っています。今まで現場経験しかなかったので、広報もシステムも戸惑うことばかりですが、今は成長のためのもがきだと思っています。現場にいたときは、本部からのお願いを受ける側でしたが、今度は真逆の立場になりました。本部から発信するものは、現場が受け入れやすくなるよう心がけています。将来的に現場に戻ったときに、今の学びをどう活かせるかを考えながらインプットしていきたいです。

できれば結婚して家庭ができても、ロイヤルで働き続けたいと思っています。結婚後も一線で活躍し続ける女性の先輩もロイヤルには多くいらっしゃいますので。